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先日、野坂徹夫さんという方の個展へ行った。なんとも不思議で優しい絵でとても素敵だった。中でも至福という絵がとても気に入った。あたたかくて少し切なさもあった。その個展を紹介してくれた方がやっている珈琲屋さんへ行って、私は至福という絵が好きでした、と話したら、なんとその至福という絵がもうすぐその珈琲屋さんに来るとのこと。あぁ、これこそ至福！会いたい時にすぐあの絵に会えると思うと本当に嬉しい！その絵は赤を基調にして船が描かれている、何故至福？と聞いてみたら「船出の時が何より至福」と いうことだった。とっさに私は男の人だなぁと思ったりした。なんとなく私の中で船出と聴くと「見送る」というイメージがある。女は旅にでた男を待つ、みたいな。笑。だから私には至福とはほど遠い感じだけど、人それぞれ至福の時も違うんだと面白く思った。私だったら風呂窯とか書いてしまうのだろうか…、笑。 とにかくまたあの絵に会えると思うと‘至福’です。